フォトモンタージュ no.2 安和
2019.05.15
高知県須崎市の安和海岸からみえる富士山が南限だという噂がある。

私はその真偽を確かめようと安和駅に立ってみた。

・・・・確かに、富士山に似ている。私の姉が教員として神奈川県の南足柄郡にいた頃に、立ち寄って台所の小窓で見た富士山にそっくりだ。







この景色をみたら、足柄山の金太郎さんも驚くだろう。

私は一人駅のベンチに座ってこの景色にみとれていたら、やがて東の空から月が浮かんで現れた。








月を見ながら、ふいに人類初の月面に着陸したアームスロトング船長の言葉を思い出した。

「これは人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては大きな飛躍だ。」
 That's one small step for man, one giant leap for mankind.


フォトモンタージュ No.1 沈む城郭
2018.02.05
或る日の午後、私はある漁港を訪れることにいたしました。

そこは淋しい過疎の漁村でしたが、美しい景色と青い海に燦燦と陽光が差す海沿いの道を運転するのは楽しくて仕方がなく、以前に来た記憶を思い起こしていました。その矢先でした。

 突然、漁村の入口であるトンネルを抜けると、その前方には海に沈みつつある大きな城郭がみえてきたのです。








 私はアグリッパがこちらをみつめているのも構わず、カメラのシャッターを押しました。彼は堤防の上で囚われの身でした。

  ローマ時代の高名な将軍であってもこの事態を脅威に感じたに違いありません。軍人といえども滅びゆくものは止められません。

 北朝鮮? アメリカ? ロシア? 中国? ・・・・地球?

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