監獄惑星
2019.08.10

監獄惑星



為政者は誇大妄想者である
職業軍人は被害妄想者である
故に
核弾頭は一万五千発を超えた

人を殺した罪
人を殺そうとした罪
人を殺すことを指示した罪
人を殺すための武器をつくった罪
人を殺すための武器をつくるための税金をおさめた罪
人を殺すことを指示した人々を選んだ罪
人が殺されることに無関心だった罪
人を殺させた罪

一番自由な国
一番進んだ国が
一番の人殺しの国だという罪
その国に恭順する国があるという罪

他人の悲しみや苦悩を理解しなかった罪
他人の楽しみや喜びを理解しなかった罪

人のために創造することを失った罪
人のための幸福への追求を忘れた罪

自然を大きく破壊した罪
膨大な数の人間を
動植物を狂気で消滅させた罪

ここは巨大監獄
地球です



第29回 高知県文芸賞 奨励賞


人間は性悪説ですね。それ故、地球の大規模異変、それは温暖化であるか、彗星衝突であれ、滅ぼされる運命になるのです。すべての武器を捨て、平和に暮らさない限り、地球上のがん細胞のように、繁栄すれど滅びるってことになりかねないのです。

人殺しにこれほども情熱を燃やす人々、トランプ、金、習、プーチン、こういう方々がリーダーの人間の行く末など素晴らしい未来などはありません。




2019.08.10 04:38 | 固定リンク | 文芸
2019.08.10

                       
教壇に立つと
子供の顔だらけ
みんなの顔
こんな顔も
あんな顔も
たくさんの顔がある

笑う顔
幸せの顔
まん丸の顔の中にまん丸の笑顔
はちきれんばかりのまばゆい笑顔
ホクロもある
虫歯もある

泣く顔
辛い顔
さびしい顔
小さな不幸が小さな胸で大きくなったよ
大きな不幸が小さな胸を押しつぶすよ

小さい顔
しぼんでゆがんで
小さく小さくなった顔たち

がんばれ
がんばる小さな顔
たくさんの小さな顔たち

ひたむきな小さな顔
いきおいの小さな顔たち
大きく大きくなれ

真っ直ぐな心
真っ直ぐな道
かがやく笑顔になれ


第43回 高知県芸術祭 文芸賞 詩部門 佳作
平成26年


 塾講師時代の作品です。実は、子供の笑顔は複雑ですよね。あっ、いや、大人だって輪をかけてもっと複雑でしょうけど、笑顔に隠された苦しみや悲しみもあるでしょう。
そこまで踏み込むことが果たして可能だろうか、いや、責務としてそれを探りつづけて尚且つ、寄り添っていくことですけど、如何せん、そのような能力が神から与えられたも、いや、神云々でなく人として私にあるかどうか、実は、そこが複雑な問題なのです。

だから、私の希望なのです。何も気付けず、何も出来なかった私の願いでもあります。
もう、手遅れでしょうけど、ほんとうに、ちょっとでも心を澄ませてみれば、分かったはずなのですけど。
2019.08.10 04:35 | 固定リンク | 未分類
トルソーのある風景 10
2019.05.15
ハスは悲惨である。

それはこの季節・・・・沼には欠片だけが沈んでいるようにみえるのです。

この林立していたハスの葉はすっかり枯れ落ちて、根っこだけになってしまう。
それも水面下の泥の中だから、それは寂しい限りです。


 ぎっしりと葉で沼は覆われ、ハスの花がとても美しい。
何とも言えない上品な、ちょっと重めの美しさがあります。







 均整の取れたトルソーはこの光景のなかで肉体美を発揮しています。



詩人で劇作家、劇団主宰の寺山修司の言葉にこうあります。

「人が最後にかかる、一番重い病気は「希望」という病気である。」

 なかなか手厳しい。人生最後の病床で天井をみつめながら、そう思わされるでしょう・・・


・・・・不条理の作家、カミュだとこうになります。

「希望とは一般に信じられている事とは反対で、あきらめにも等しいものである。そして、生きることは、あきらめないことである。」

 人生終焉が近くなっても、ほどほどになんとか行き抜いていくこと自体が、希望を捨てないという事と解釈したい。「希望」という重い病気、不治の病なのですから、墓石の下まで持ち込むということなのですね。

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