内湾に突き出た護岸堤。
雨上がりの夕方、寒風の吹くなか流石に誰もいなかったですね。(苦笑)
冬は 高見順
冬は
手から冷える時と
足から冷える時とがある
悲しみは
いつも真すぐ心に来る

けっこう釣り人で賑わう防波堤なのですが、人っ子一人いないのは
初めてですね。

北の海 中原中也
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
曇つた北海の空の下、
浪はところどころ歯をむいて、
空を呪つてゐるのです。
いつはてるとも知れない呪。
海にゐるのは、
あれは人魚ではないのです。
海にゐるのは、
あれは、浪ばかり。
