竜串海岸と火山津波 (1)
2022.03.26
 トンガで大噴火のあった日に、私は足摺岬の近くにいました。クリスチャン領主であった一条兼定の足跡を追って、有力豪族の加久見氏を調べていました。
 土佐の幡多の領主である「一条兼定」がクリスチャン領主であった事は地元の方でもあまり知られていません。私もその一人でした。



 とりあえず、最も一条氏を支えた加久見一族、地名にもなっていますので、土佐清水市の中心街から西へと加久見という地区と本拠地でもあった三崎地区へと足を延ばしました。



 
 一条氏と加久見氏の娘との子が、一条氏の嫡流となりますから、とても縁深い関係になっています。

 実は特に変わった場所でもなく、記念とした大きな建造物や観光遺跡もはっきりとはしていませんが、三崎の平野段は反骨の人物を生みだす素養だけは感じとられました。

 近接の風力発電に反対する運動の「のぼり」や張物があちこちにあって、さすがに反骨の地だという実感があり、友人の父親がこの地の出身で医者、伯父が国会議員というのも妙に納得させられました。

 そして、その地を降ると眼前に海浜公園のような場がありました。「桜浜」とあります。
あら、まあ、ここは竜串海岸ではありませんか。


つづく

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