人生マニュアル(1)
2023.09.10

飲み会で殴られる人物とはどのような傾向があるのだろうか・・・・

基本的に「口数少ない人間」は殴られない・・・・という逆に「たくさんしゃべる人間」は
危険性が高くなりがちということですね。

自分が話している間は相手の顔色を観察するのがおろそかになります。
つまりは、相手の心情を計れず、また、話している人間のペースになりますから
相手方の意見を遮るケースも増えてきます。

そして、危険なのは、一端話し手を気に入らないと決め付けると 
<話している内容やその声を聴く事さえ>イライラさせる原因となり続け
相手は酔いの勢いもあって、怒りが倍増して暴力が発せられるという
不幸な事態となるのです。


・・・・・ただし、話をするだけで相手に嫌われるのではありません。

話の内容が
(1)人を見下すような話
(2)自慢、特に高慢と思わせる話
(3)無責任さを感じさせる話 
(4)自分勝手な印象を思わせる話
(5)相手方に強要させる話


それに反して

(1)思いやりを感じさせる話
(2)誠実さを思わせる話し方
(3)気さくで楽しい話し方
(4)心の広さを思わせる話の内容

プラス効果・・・何だか当たり前のようですが・・・・実は、酔いが深くなってくると
上に記した話へと移行する・・・つまり、本音で話し出すと危うくなってくるのです。


下記の4点は結構話す場合にはエネルギーが要るのですね。・・・相手に気を使いながら、丁寧に話していくのですから・・・・・

・・・・しかし、酔い過ぎると・・・でるはでるは「本音」で語る・・・数々の自慢話
女にモテた話、特定の人物の悪口や社会批判、会社批判、上司批判などなど・・・・


これは気心が知れた親しい友人であれば、素直に聴いてくれたり、さまざまなアドバイスもあろうけれども・・・・





社会心理学での「単純接触効果」・・・・相手との接触回数や時間が長くなれば
なるほど「対人魅力が増加する」というのありますが、それは印象が悪くないという
条件付きなのです。

・・・印象が悪ければ「単純接触効果」は嫌悪へとの悪循環から人間関係は
最悪となります。


つまり、初対面では

(1)思いやりを感じさせる話
(2)誠実さを思わせる話し方
(3)気さくで楽しい話し方
(4)心の広さを思わせる話の内容

に終始、徹することで、自分自身をあまりアピールしない方が得策です。

「懇親会」などは、「単純接触効果」を発揮する機会なのですが
その逆も結構多いのですね。・・・・「思ったよりも変な人だった。」
「なんか会ってみて幻滅した。」「話してみるとちょっと軽薄だった。」

・・・などと判断される場合も多いのです。




・・・・美術界では多いですね。・・・・特に出会う前の絵が素晴らしいものだから
作家本人と会うと、あまりに芸術性の高い作品からは想像もつかない・・・・

・・・・・しかし、作家の皆さん、そう思われることは実はとても幸せなのかもね・・・・




最後に、これから忘年会などの飲み会が多くなりますが、その時の人間関係のために、社会心理学では「社会的交換理論」というのがあります。

・・・人間は原則、利己的だという基本があり、相手と交流する場合でも
相互関係から<利益の最大化>を求めるということです。

職場の人間関係を深めて自己の立場を有利にする、親しい連中と交歓して
気分の転換を図ってリラックスする、或いは美人ママと話して気分発散する、
趣味の話や自分の生活・仕事・自己実現等の会話を弾ませ高揚する・・・など


つまり、参加者の全員がそれぞれに自己に対する何らかの「報酬」を求めているのが前提として、相互に利得を分ち合う精神が円滑なノミニケーションに必要だということでしょうか・・・・・・・

2023.09.10 23:35 | 固定リンク | 人生マニュアル

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