マネキンのいる風景(5)
2017.01.22
きらびやかな女に惹かれて
男たちが夜の街に出掛ける。
妻たちは子供を抱いて眠りこけ
夫のベッドには冷たい布団がある。

きらびやかな電飾のしたに現れる
憂い顔の女性とくぐるアーチは
束の間の逢瀬、いや、商魂逞しい女たちの希望かも。





なんて、思いながら撮影しました。

腕がないのは「ミロのビーナス」的、美意識?。
スレンダーが極まるとも考え、衣服はアルミホイール。

撮影場所は、「しんじょうくん」の須崎市川端通のイルミネーション。
フォーカスはオートではゆるくなりがちなのでマニュアル。30s開放。
このマネキンも自前で所有。これには映えました。人間のモデルには表現できないアート的表現を体感できますね。
マネキンのいる風景(4) 石灰工場
2017.01.17
題名:「石灰工場」

canon eos6D Pmode
EDIT BY PHOTOSHOP
24-85mm(CANON)
この工場にはよく通っています。
油絵にも、写真にも、もってこいの場、題材です。
ペン画&アクリル、油絵、日本画の三様式で描いている途中ですが
写真にもよく撮りました。






でも、なかなか納得のいく作品が仕上がりません。この場にて満足のゆくものを描く、いい表現するのが目標の一つとなっています。
とりあえず、マネキンさんに登場していただきました。
年間、平均すれば20回以上はここを訪れています。
この辺り、マムシもいるそうで、殺人事件もあった現場まで百メートルほどもありませんから、あまりお勧めのスポットではありません。
私一人だけでこの場を独占したいと思っています。(笑)
マネキンのいる風景(3) 棚田
2017.01.16
津野町の棚田。


コンパクトにまとまっている棚田でこの場所が、一番写真構図に適しています。
それゆえにほとんど写真が、同じようなものになってしまいます。
他の場所で撮るといまいち感がしますが、それは腕の見せどころで
上手く撮られている方もいらっしゃるでしょう。






ここも後継者不足に悩んでいるそうです。
棚田を維持するには、なにしろ、米を作らなくっちゃいけないのですから。
体力も気力も要るでしょう。
美しいものを維持するのには労力がかかります。



美しい女性が、美しくあるため、いかほどの労力と経済的支出がかかっているのだろうかと考えましたが、頭のいい女性は?きちんと力のあるパートナーを獲得しているとの話もあります。



しかし、女一匹、堂々と美しく生きている女性もいます。
そういう方は、内からほとばしり出る美ホルモンのようなものを、美しく力強く生きることで放出しているのでしょうか。
きっとこの棚田で働いている女性は美しいでしょう。
え、そうでもないって?
それは見る方の目の付けどころがイヤラシイのですよ。きっと。
マネキンのいる風景(2) 赤い欄干
2017.01.08
題名「赤い欄干」



赤い欄干の橋の上での待ち合わせ。
ソーシャルネットワークの普及した現代社会では
レトロな逢瀬というイメージ。







逢瀬という言葉は死語か。



私の生まれて初めての待ち合わせ場所は
桐間(須崎湾奥)の堤防の上だった。(笑)
JR大間駅(当時は無かった)横の踏切からこちらに向かって歩いてくる。紺色のジャケットに赤いスカート、両手をジャケットのポケットに、身体を若干左右に揺らしながら、川面を眺めたり、すこしだけこちらを向いたり。



川沿いから、河口、湾岸へと・・・・まさに、逢瀬だったのかな。(笑)
マネキンのいる風景(1) ヒマワリ畑
2017.01.04
ヒマワリ畑


ヒマワリにマネキンはよく似合う。
すくっと立っている、
極めて表現的、
華やかで一方的だ。


しかし、
枯れかけたヒマワリの野ざらしは
忌々しく、
目を逸らして、
人々は足早に通り過ぎる。





中古ショップでこのマネキンに出会った。
裸で手足はバラバラ、
頭部に十センチ余りの裂傷、
胴体にも数か所の穴が。



やや曇り空。
この季節にヒマワリは珍しい。

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