インスタレーション(17) 棚田石垣にて逸出した手形
2017.01.08
題名:棚田石垣にて逸失した手形



下方からの棚田の石垣群は
帯状の幾層にもなり、
上端の石片は頭蓋骨のようにもみえる




棚田の石垣にて手がひとつ
突然、逸失したのだが、
それは吹きおろしの冷風に、
あっけなく段の下に転落したからだ。




残像をシャッターが捉え
逸失した手の型が石垣の上にある
マネキンのいる風景(2) 赤い欄干
2017.01.08
題名「赤い欄干」



赤い欄干の橋の上での待ち合わせ。
ソーシャルネットワークの普及した現代社会では
レトロな逢瀬というイメージ。







逢瀬という言葉は死語か。



私の生まれて初めての待ち合わせ場所は
桐間(須崎湾奥)の堤防の上だった。(笑)
JR大間駅(当時は無かった)横の踏切からこちらに向かって歩いてくる。紺色のジャケットに赤いスカート、両手をジャケットのポケットに、身体を若干左右に揺らしながら、川面を眺めたり、すこしだけこちらを向いたり。



川沿いから、河口、湾岸へと・・・・まさに、逢瀬だったのかな。(笑)

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