トルソーのある風景 No.4
2017.06.28
なんの変哲もないひなびた漁港にトルソーは立つ。

漁へと出港しては
漁を終えて港に接岸する。
繰り返し
繰り返し
幾年も続いている

空間があり、そして時間が流れ
堤防にはトルソーが存在する。





※須崎西町漁港 船溜にて
トルソーのある風景 No.2~No.3
2017.06.28
トルソーのある風景 No.2

この扉を開くと年老いた女性が小さなろうそくの光で
顔を明らめてキノコを採取していた。

このキノコを煎じて飲むと口の周りが金色の粉を吹いたように
光り輝いて、白目も黒目も銀色に輝きハイテンションになると説く。

目の前に小人のような体躯の三人の坊主が現れ
それぞれ数珠を手首に巻いてお経を唱えてくれるらしい。







トルソーのある風景 No.3

この井戸は地球の裏側に続いているということだ。

それを疑ってみるのは当然のことだ。
そこで小石を投げ入れてみた。

暫くして、石は頭の上から降ってきた。


やはり空間は歪んでいるという説は正しい。




- CafeNote -