トルソーと護岸堤
2017.02.04
内湾に突き出た護岸堤。
雨上がりの夕方、寒風の吹くなか流石に誰もいなかったですね。(苦笑)



    冬は        高見順


 冬は
 手から冷える時と
 足から冷える時とがある

 悲しみは
 いつも真すぐ心に来る








けっこう釣り人で賑わう防波堤なのですが、人っ子一人いないのは
初めてですね。









     北の海   中原中也


 海にゐるのは、
 あれは人魚ではないのです。
 海にゐるのは、
 あれは、浪ばかり。

 曇つた北海の空の下、
 浪はところどころ歯をむいて、
 空を呪つてゐるのです。
 いつはてるとも知れない呪。

 海にゐるのは、
 あれは人魚ではないのです。
 海にゐるのは、
 あれは、浪ばかり。







インスタレーション(21) 大コスモス畑の金髪人
2017.01.17

「大コスモス畑の金髪人」


高知市高須です。
 
なかなかの大規模なコスモス畑。
管理もたいへんだろうと思う。
こういうのは田舎の市町村であれば、コスモスイベント盛りだくさんでしょうけど。
高知市は淡々としているのだ。

出店も無ければ、アトラクションもない。
花馬車も通っていない。
アナウンスも無ければ、子供の歓声もない。
延々とコスモス、そして人がぽつりぽつり。




この景色、初めて上京したときに高場から眺めた都会の姿だ。
華やかなのに、なぜか寂しい。

でも極めて美しいのは間違いない。
インスタレーション(20) 流木と白い首
2017.01.17
題名:「流木と白い首」


浜辺にて休息する
青い空と白い砂、青い海と白い雲
そして
流木と白い女。
白い首が男をみつめる





「裏切ったのはあなた。」


青い空と青い海、白い雲と白い砂
そして
流木と白い女。
インスタレーション(19) 電車
2017.01.16
私たちはふいに危険と並列状態にいることに気付かされる。
ほんの数十センチの際を人間の肉体など木っ端みじんに砕いてしまうほどの衝撃が通り過ぎる。




おそらく文明が開かれていない頃には、このあたりマムシかイノシシが私たちを脅かしていたのだ。
まあ、鎌か棒っきれでも持っておれば、心強かったろうと思う。







文明とは恐ろしいものなのだ。
いや、人のあくなき欲望が恐ろしい。
車、電車、飛行機、原発、
戦車、ミサイル、核兵器、
人にとって便利であり、そして保護してくれているのだと。

マムシに注意という看板があった。
線路に入らないでという看板もあった。
見上げれば青い空と陽の差す山々が実に美しかった。
パーフォマンス・フォト(1) 「枯れゆくヒマワリ畑の三姉妹」
2017.01.13
枯れたヒマワリ畑で談笑する三姉妹。

仲良し三姉妹に近づく男たちは
この三人の合意によって手玉に取られる。





ちょっと遊び心、いや、イジワル心で
「ああ、もう、あの男、センス悪いわね。」
「ああいう男って、働かないから。怠け者なのよ。」
「口先ばっかり、あてにならない。いい格好しいなんよ。」
「実績ないのに、やたらプライドが高い。挫折するとすぐ凹むよね。」
「ママの言うことばかり聞いてんじゃないの。毎日ミルク飲んでんのよ。」

「やたら出身校、出身大学云々や手柄話が多いのよね。今の自分って何なん?落ちこぼれちゃってんの気付かないのかしらね~。」




一言ごとに、ヒマワリが一本枯れてゆく。
次々と枯れてゆく。
そんな午後でした。

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