母の写真
2018.07.10
昨日は母の目の手術の日でした。
三日ほど入院して退院します。
なんとか無事に済みますようにと祈っていますが、自宅に帰って部屋の掃除をしていたら古いアルバムが出てきて偶然にも母の写真がありました。
不思議なものですね。

この頃は教育会館で書記をしていたんじゃないかな。
学校を卒業してから、女優になりたかったそうですが、父親の反対で都会に出られなかったと申しておりましたが・・・
テレビのドラマが大好きですから、それもサスペンス系、やむなく殺人をしてしまった女優とかにならずに、いままで無事にすんだのは幸いでした。(笑)
でも、楽しそうに仕事をしていたんですね。・・・そんなふうに写っています。

このやや緊張した表情、この気合の入ったのは、たぶん、撮影者が父ではないかと思われます。
七歳年下の母でしたが、父よりも押しが強かったように思います。
六人兄弟姉妹の長子、長女だったのでそのせいかもしれません。
ときどき晴天から一挙に嵐のような夫婦関係でもありましたが、父が亡くなるまで「にぎやかに」添い遂げたようでありました。
早く治りますようにと猫のくうちゃん、ごやちゃん、もねちゃんとともにいのっています。(にゃぁ~)
三日ほど入院して退院します。
なんとか無事に済みますようにと祈っていますが、自宅に帰って部屋の掃除をしていたら古いアルバムが出てきて偶然にも母の写真がありました。
不思議なものですね。

この頃は教育会館で書記をしていたんじゃないかな。
学校を卒業してから、女優になりたかったそうですが、父親の反対で都会に出られなかったと申しておりましたが・・・
テレビのドラマが大好きですから、それもサスペンス系、やむなく殺人をしてしまった女優とかにならずに、いままで無事にすんだのは幸いでした。(笑)
でも、楽しそうに仕事をしていたんですね。・・・そんなふうに写っています。

このやや緊張した表情、この気合の入ったのは、たぶん、撮影者が父ではないかと思われます。
七歳年下の母でしたが、父よりも押しが強かったように思います。
六人兄弟姉妹の長子、長女だったのでそのせいかもしれません。
ときどき晴天から一挙に嵐のような夫婦関係でもありましたが、父が亡くなるまで「にぎやかに」添い遂げたようでありました。
早く治りますようにと猫のくうちゃん、ごやちゃん、もねちゃんとともにいのっています。(にゃぁ~)
倉橋孝彰詩集より 「登山道」
2018.04.11
新荘川の中流域の石の橋?・・・実際はコンクリートだけど
石橋のようにも見えます。
夕刻の静寂の中、川の流れと鳥の声が聞こえています。
サワサワの空気感です。

「登山道/夕刻」
黄金色の太陽光線が
斜めになり
黒い陰を引いて
段々と色褪せてゆくと
山の際々から
ホロロ、ホロロ、
ホロロと
ほんとうの風が吹いてくる
身体を抜ける風が
ぶるるんと
魂を振動させた
静まり返る夕暮れに
一人歩く登山道は
黄色い光りがとても寂しい
汗が冷たく
足音が森に沈んでゆく
眠り始めた小さい道が
白く浮き上がって
大蛇のようにうねる
そうして
大きな光が消え
黒い木々の背丈が伸び
盛り上がる夕刻の夜の山頂に
冴え冴えと
青白い月が
冷たく光っている
詩集「境界」より (倉橋孝彰)
石橋のようにも見えます。
夕刻の静寂の中、川の流れと鳥の声が聞こえています。
サワサワの空気感です。

「登山道/夕刻」
黄金色の太陽光線が
斜めになり
黒い陰を引いて
段々と色褪せてゆくと
山の際々から
ホロロ、ホロロ、
ホロロと
ほんとうの風が吹いてくる
身体を抜ける風が
ぶるるんと
魂を振動させた
静まり返る夕暮れに
一人歩く登山道は
黄色い光りがとても寂しい
汗が冷たく
足音が森に沈んでゆく
眠り始めた小さい道が
白く浮き上がって
大蛇のようにうねる
そうして
大きな光が消え
黒い木々の背丈が伸び
盛り上がる夕刻の夜の山頂に
冴え冴えと
青白い月が
冷たく光っている
詩集「境界」より (倉橋孝彰)